日産自動車は7月2日、ミニバン「セレナ」など計2車種11万1546台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。変速機の制御プログラムに不具合があり、走行できなくなる恐れがあるという。
リコール対象はセレナと、スズキにOEM供給する「ランディ」。製造期間は2012年7月〜13年12月。
対象車両は、無段変速機(CVT)において、制御プログラムが不適切だった。そのため、変速機構であるスチールベルトに傷がつくものがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、スチールベルトが破損して走行不能に至る恐れがあるという。
改善措置によって、全車両のCVTのコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。また、CVTコントロールユニットの故障履歴を確認し、今回の不具合に至る履歴を確認した場合は、CVT本体を交換する。
これまでに48件の不具合が報告されているが、事故は発生していない。
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