スズキは6月25日、軽自動車「ワゴンR」「ハスラー」など計6車種12万4502台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。電動機に不具合があり、エンストなどの恐れがあるという。
対象となるのは「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」のほか、マツダにOEM供給する「フレア」「フレア ワゴン」「フレア クロスオーバー」。製造期間は2014年7月〜15年8月。
対象車両では、ISG(モーター機能付き発電機)の故障診断プログラムが不適切だった。そのため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがあるという。その場合、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止。そのまま使用を続けると、鉛バッテリーが上がり、エンストや始動不能に至る恐れがある。
改善措置によって、全車両のISGの故障診断プログラムを対策プログラムに書き換える。報告されている不具合件数は206件。
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