クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

ダイハツ、新型「タフト」を発売 軽SUV市場に新モデル投入日常からレジャーまで対応

» 2020年06月11日 10時48分 公開
[ITmedia]

 ダイハツ工業は6月10日、新型軽自動車「タフト」を発売した。幅広い用途で使える主力車種と位置付け、スズキの人気車種「ハスラー」が代表的な軽SUV市場に投入する。月4000台の販売を目指す。

ダイハツが発売した新型「タフト」

 新型タフトは、2019年に発売した新型「タント」「ロッキー」に続いて、同社の新たな開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」を採用して開発した。名称は「Tough & Almighty Fun Tool」の頭文字を取っており、日常からレジャーまで幅広く使えるクルマを目指している。

 大きな特徴はデザインだ。印象的なスクエア(四角い)ボディー、大径タイヤ、高い地上高とリフト感を強調するバンパーなどによって、SUVらしいタフさや力強さを表現。ヘッドランプとリヤコンビネーションランプでも、車両のワイド感と個性を強調している。

スクエアボディーが特徴的な新型「タフト」

 前席の天井には、ガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備。明るく開放的な空間をつくることができる。

ガラスルーフ「スカイフィールトップ」を標準装備

 また、室内の使いやすさも高めた。多彩な収容スペースを備えた前席を「クルースペース」、自在にアレンジ可能な後部を「フレキシブルスペース」として提案。フレキシブルスペースでは、シートを倒すと、背もたれの部分と荷室が段差なくつながり、ドアパネルとの隙間もなくなる。完全なフラットの状態にできるという。

新型「タフト」のインテリア
後部はフレキシブルにアレンジ可能

 安全装備では、新開発のステレオカメラを採用し、衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げたほか、夜間の歩行者検知を可能にした。また、同社初の電動パーキングブレーキも採用している。

 メーカー希望小売価格は、135万3000円〜173万2500円(税込)。

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