東京証券取引所は8月27日、半導体メーカーのキオクシアホールディングス(HD)の上場を承認した。上場予定日は10月6日(市場区分は未定)。上場時の発行済み株式総数は約5億3906万株、想定仮条件は1株当たり3960円で、時価総額は2兆円以上になる見通しだ。
キオクシアHD(旧東芝メモリHD)は、もともと東芝の半導体部門だったが、米原発事業などで巨額損失を抱えた東芝が2017年4月、損失の穴埋めとして分社化。18年6月、米Bain Capitalなどが組む「日米韓企業連合」に約2兆円で売却した。
東芝はその際に再出資し、約40%の株式を保有している。今回の上場に伴い、東芝は一部株式を売却し、株主に還元する方針だ。
「フラッシュメモリー産みの親」東芝が敗北した真の理由
快進撃続けるアイリスオーヤマの「おじさん技術者」たち 元「東芝」技術者のもと“テレビ”でも旋風を起こせるか
東芝、メモリ事業分社化を正式発表
東芝が半導体子会社の売却手続き完了、売却益9700億円計上へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング