日立製作所と日立ビルシステムは9月24日、LINEの公式アカウントでエレベーターの呼び出しと、行き先階の指定ができるサービスを開発したと発表した。日立ビルシステムと保全契約を結び、遠隔監視を行っている国内約1万5000台のエレベーターが対象で、10月16日から受付を開始する。新型コロナウイルス感染拡大で高まる非接触のニーズに応える。
画面イメージ(出所:プレスリリース)
サービスを利用するには、エレベーターホールなどに設置されたQRコードを読み取り、LINEの公式アカウントを友達登録する必要がある。アカウントとのメッセージのやり取りでエレベーターの呼び出しと、行き先階の登録ができる。
エレベーターホールのQRコードを読み取る(出所:プレスリリース)
また同社は、新たに設置するエレベーター向けに、人感センサーを活用した非接触登録装置の開発を進めている。上下ボタンや行き先階ボタンに併設するセンサーに手をかざすだけで、エレベーターを呼び出したり、行き先階を指定したりすることができる。11月の提供開始を予定している。
幸楽苑が自動配膳ロボの試験導入を決定 感染症対策・人手不足解消を目指す
幸楽苑ホールディングスは8月20日、感染症予防や人手不足解消に向け、AI(人工知能)を搭載した非接触型の自動配膳ロボを試験導入すると発表。客がテーブルのタブレットで注文した料理を自動で席まで運ぶという。音声案内も可能。幸楽苑では今後も店舗の省人化・デジタル化を目指すという。
モスバーガー、初のテークアウト専門店を新宿にオープン
モスフードサービスは初のテークアウト専門店を8月27日にオープンすると発表。オペレーションの簡略化を目指しメニューも全商品から人気の6割に絞り、将来的には限定セットなどの販売も目指す。都心の狭小立地での需要性を探るため、メニュー構成や店舗機器の効果などを検証したいとしている。
ソフトバンクと佐川急便が「自動走行ロボット」での配送実験、9月以降に実施
ソフトバンクは佐川急便と共同で、自動走行ロボットを活用した配送サービスの実証実験を行うと発表。実施は9月以降の予定で、東京都港区の竹芝エリアで行う。物流業界の人手不足の解消と、新型コロナウイルス感染防止の観点から、非対面・非接触の配送サービスの実現を目指す。
ヤフーとヤマト運輸、「ネコポス」の送料を値下げ 非対面の配送を推進
ヤフーとヤマト運輸は、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の中で提供している、配送サービス「ネコポス」の送料を9月1日から税込170円に改定する。ポスト投函型の「ネコポス」は、購入者と配達員の接触が避けられることから、4月から7月までの取り扱い量が、前年比で47.9%増加。秋には、置き配や対面受け取りなど、購入者の希望で受け取り方を選択できるサービスを「ヤフオク!」「PayPayフリマ」に導入予定。両社では今後も非対面型の配送推進を進めたい考え。
羽田イノベーションシティーで運行する「自律走行バス」に乗ってみた
東京都大田区の羽田イノベーションシティー(HICity)で9月18日から定常運行を始めた自律走行走行バス。乗り心地はどうなのか、実際に乗ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.