コロナ禍を背景にした急速なテレワークの浸透などを機に、行政や民間で事務作業の電子化が進められている。エン・ジャパンが企業の事務系担当者に調査したところ、約4割の人が「自社の請求業務は効率が悪い」と回答する結果となった。また「効率が悪い」請求関連の作業としては、やはり「押印業務」がトップとして挙がった。
調査は同社が運営するマネジメントシステム「pasture」が10月8日〜12日、企業の経理・財務・会計・管理担当者900人にネット上で実施した。
まず「自社の請求業務についてどう感じているか」と聞いたところ、計38.8%が「効率が悪いと感じる」と回答した。「効率が良い」(計23.4%)を上回った。
次に「効率が悪いと感じる請求関連業務」について選んでもらった(複数回答可)ところ、最多は「押印業務」でほぼ半数となる49%となった。菅内閣の行政手続き見直しでもやり玉に上がっている「ハンコ問題」は、やはり民間のビジネスパーソンの間でも不評のようだ。
続いては「請求書の印刷・封入・投函などの作業」(45.3%)に「請求書の管理・保管」(45%)、「請求書の抜け漏れ確認」(42.7%)が僅差で続いた。ペーパーレス化が叫ばれる昨今だが、やはり「紙での手続き」に悩まされる事務担当者は少なくないとみられる。
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