YouTubeなどの動画視聴の浸透と共に、テレビ離れが叫ばれて久しい。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京・新宿)が30代前半までの消費者に調査したところ、YouTubeの視聴時間が特に長い傾向の見られた層は、大学生くらいに当たる19〜22歳男性だった。この年齢層はテレビの視聴時間も他に比べて特に短く、若年層の中でも特に「テレビからYouTube」への移行が進んでいるとみられる。
調査は同社が10月6日〜8日、全国の13歳〜34歳の男女1000人に実施した。LINEリサーチのプラットフォームを利用している。
まず、1日当たりのテレビとYouTubeの視聴時間について、13歳〜34歳の年齢層をさらに細かく分けて男女別に分析した。YouTubeの視聴が「3時間以上」と答えた割合が最も高かったのは19歳〜22歳男性で33%に上った。この層はテレビ視聴について「見ない/30分未満」と答えた比率も37%と、やはり全体の中で最も高かった。
女性でもおおむね近い傾向が見られた。YouTube視聴3時間以上の比率が最も高かったのは16歳〜18歳と19歳〜22歳でともに25%。また、男女ともに30歳を超えるとYouTube視聴時間が下がり、テレビ視聴が高まる傾向もみられた。
さらに「YouTubeに影響されて買った・課金した物」についても聞いた(複数回答可)ところ、男性は30代を除きほぼ全年齢で「ゲーム」がトップとなった。一方で女性は「化粧品・美容品」が首位に。
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