「人が集まる」「人に直接会う」ことで稼いできた企業が、新型コロナを契機に自社戦略の見直しを迫られている。どのようにして「脱・3密」や「非接触」を実現し、ビジネスチャンスを生み出そうとしているのか。
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イオンリテールは11月20日から、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」約400店舗で「ブラックフライデーセール」を開催している。
例年と違い、コロナ下でのセールとなるため、さまざまな感染予防対策に取り組んでいる。具体的にどのようなことをしているのだろうか。11月19日にフライングセールを行った「イオンスタイル品川シーサイド」(東京・品川)の取り組みを取材した。
2020年のブラックフライデーセールの大きな特徴は、実施期間を1年前の2倍となる10日間としたことだ。来店客をなるべく分散させるのが目的だ。
また、混雑した店舗に足を運びたくないお客のために、11月6日から「ご予約販売会」と「ECセール」を実施した。
ご予約販売会では、自宅で過ごす時間を充実させるためのアイテムや、ギフト用品をそろえた。品目数も1年前から増やしており、展開を強化している。取り扱う商品は、「シンガーコンピュータミシンSN779 PK」(税別2万4800円、以下同)や「しゃべる地球儀(国旗付き)」(1万円)など。
ECセールは、EC限定で予約できる「オンラインショップ限定 ご予約販売会」と、11月6日から購入できる「イオンスタイルオンライン 限定セール」の2本立て。ベビーカーとチャイルドシートのセット商品や、食器のセット商品を取り扱った。広報担当者によると、これらのセールはとても好調だったという。買い物をECで済ます人が増えたといったことも背景にあるようだ。
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