NTTドコモが12月25日に上場廃止となる。NTTはドコモにTOB(公開買付)を実施し、11月24日時点で91.46%の株式を取得した。これにより上場廃止基準に該当することから、11月27日から整理銘柄に指定され、その後上場を廃止する。
上場廃止と売渡請求に関するお知らせ(ドコモ)
残った8.54%の株式については、株主に売渡請求を行い、強制的にNTTが全株式を買い取る。価格はTOB価格と同じ1株あたり3900円、取得日は12月29日となる。
- 「ドコモ除外、シャープ追加」の日経平均、指数への影響は?
日経平均からドコモが除外され代わりにシャープが追加となる。ドコモといえば、時価総額12兆円の超巨大企業であるが、シャープの時価総額は7500億円程度と、そのサイズは10分の1以下だ。ドコモを代替する銘柄として、シャープを組み込むことに悪影響はないのだろうか。
- いまさら聞けないTOB Q&A
NTTがNTTドコモに対してTOBを行う。昨今しばしば話題になるTOBだが、いったいどのようなものなのか。なぜTOBがかかると株価が上昇するのか。TOBが成功するための決め手はどのあたりにあるのか。改めてQ&A形式でまとめた。
- NTTがドコモを完全子会社化 4兆円TOB検討
NTTは子会社のNTTドコモを完全子会社化する。9月29日早朝に、各紙が報道した。NTTはドコモ株の66%を保有しており、残る34%をTOB(株式公開買い付け)で取得する見通し。
- NTTから分離したドコモ、28年で元サヤに 真の狙いは?
NTTは同社が支配株主となっている携帯子会社のNTTドコモを、TOB(公開買付) によって完全子会社化する。1985年の旧電電公社民営化と、92年のNTTドコモ分離を経て、およそ28年で元のサヤに収まるかたちとなった。その背景にはどのような要因が考えられるのだろうか。
- ソニーの金融子会社化から考える“親子上場天国ニッポン”の今後
「ソニー」は、「ソニーグループ」と改名。そして金融子会社の「ソニーフィナンシャルホールディングス」をTOBで完全子会社化する。こうした親子上場解消の動きは増加しているが、背景には諸外国に比べて親子上場がたくさんある、日本市場の特徴がある。
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