コロナ禍による飲食店への来店自粛などで、食品や料理の配達需要が伸長している。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)の消費者調査によると、ウーバーイーツなどのフードデリバリーの経験率は約4割となった。特にコロナをきっかけに利用を始めたり、頻度が増えている人が一定数いるようだ。
調査は同社が11月24日〜25日、全国の20歳〜69歳の男女1100人にネット上で実施した。
まず、サイトやアプリを使い料理を配達してもらう「フードデリバリー」の利用について聞いたところ、経験のある人は39.7%に上った。利用者のうち「感染拡大後に初めて利用した」は12.6%、「感染拡大後に頻度が増えた」も17.4%という結果となっており、コロナ禍で利用が進んでいるようだ。
同様に、食品や食材を配達する「食品宅配サービス」についても聞いたところ、経験率は36.8%という結果に。フードデリバリー同様、やはりコロナ禍で利用頻度の増えた人は少なくなかった。
実際に利用されたフードデリバリーのサービスについて聞いたところ、「店舗に直接依頼」(47.6%)を除くと1位は「出前館」で32%。次いでウーバーイーツが23.1%になった。出前館は30代男女、ウーバーイーツは20代女性の支持が比較的多い結果になった。
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