マツダは12月17日、2019年に発売した新型SUV「CX-30」を商品改良したと発表した。エンジン出力を高めることで走行性能を向上。気持ちよい加速をより感じられるようにすることで、都市部における幅広いニーズを取り込む。
CX-30は、「MAZDA3」に続く新世代商品の第2弾。基幹車種「CX-5」に続く位置付けのSUVとして開発した。都市部でも取り回しやすいように、高さ制限のある立体駐車場も気軽に使えるサイズに仕上げている。19年10月の発売から2カ月で1万台以上を受注するなど、人気を集めている。
商品改良では、新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」とクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」搭載車で、エンジンとトランスミッションの制御技術をアップデートし、走行性能を向上。e-SKYACTIV X搭載車では、ほぼ全てのエンジン回転域で出力とトルクを高めたほか、高応答エアサプライの過給を制御することで、応答性も向上させた。
SKYACTIV-D 1.8搭載車でも最高出力を向上させたほか、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行うことで、アクセルを踏み始めた瞬間の応答を大幅に改良。高速道路での合流や追い越しなど、アクセルを踏み増して一気に加速するシーンで、より力強いトルクを瞬時に生み出せるようにしている。
安全装備も改良。追従走行機能とステアリングアシスト機能によって高速道路の渋滞時などに運転疲労を軽減する「クルージング&トラフィック・サポート」の作動上限速度を高速域まで拡大した。
併せて、20年の「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」でトップ3に選出されたことを記念するモデルを、本年度展開している「100周年特別記念車」のラインアップに加える。
メーカー希望小売価格(税込)は239万2500円〜371万3600円。100周年特別記念車は311万7380円〜406万9980円。
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