LINE、マッチングアプリを全国展開 “友達の友達”と知り合う機能で差別化女性ユーザーに安心感

» 2020年12月24日 16時00分 公開
[ITmedia]

 LINEは12月24日、マッチングアプリサービス「HOP」の全国版の提供を開始したと発表した。メッセージングアプリ「LINE」のつながりを活用し、“友達の友達”と知り合う機会を提供する。国内でも市場規模が拡大しているマッチングアプリの分野で、LINEの特性を生かした機能によって差別化したサービスを展開する。

LINEのつながりを活用したマッチングアプリサービス「HOP」を全国展開(プレスリリースより)

 同社は19年、結婚支援事業などを手掛けるDiverseと共同出資し、マッチングサービスを運営する合弁会社HOPを設立。20年8月から、首都圏の1都3県の居住者を対象に、先行版アプリの提供を始めていた。

 HOPでは、人と人とのつながりの距離を「HOP」と定義し、LINEの“友だち”を「1HOP」、“友だちの友だち”を「2HOP」、“友だちの友だちの友だち”を「3HOP」と表示。相手が自分の友人の誰とつながりがあるのか一目で確認できる。

 先行版では、特に女性ユーザーから「親近感・安心感がある」「良い意味でも悪い意味でも(相手を)識別できるから良い」といった声があった。マッチングアプリを通じて知らない人とコミュニケーションをとることに不安がある人にも使いやすいという。セキュリティに関しても、24時間365日の監視体制を導入している。

「HOP」の利用の流れ(プレスリリースより)

 他のマッチングアプリと同様に、LINEのつながりを活用せずに、全登録者の中から相手を探す事も可能。また、プロフィール登録時に趣味などを記載するハッシュタグを登録することができるため、趣味やライフスタイルで検索する使い方もある。今後、趣味やライフスタイルに合った相手を見つけやすくする機能も搭載する予定だという。

 利用条件は20歳以上。登録、相手探しは無料だが、メッセージのやりとりは男性のみ有料。料金は1カ月プランで税込3600円、最長の12カ月プランだと1万5800円となる。

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