20代の貯蓄額大幅増加 既婚者では70万円が126万円に

» 2021年01月14日 17時40分 公開
[ITmedia]

 SMBCコンシューマー・ファイナンスの調査によると、20代の貯蓄額が、コロナ禍前の前回調査と比較して伸びていることが分かった。前回2019年12月の調査で平均53万円だった貯蓄額は、19万円増加して72万円となった。さらに既婚者では前回の70万円から126万円と大幅に増加した。

現在貯蓄できているお金の平均額の変化(SMBCコンシューマーファイナンス)

 さらに毎月自由に使えるお金も微増となった。全体では平均2万8760円から638円増加して2万9398円となった。増加の傾向は既婚者で大きく、前回の1万8940円から2万6327円と大きく増加した。

毎月のお小遣いの変化(SMBCコンシューマーファイナンス)

 一方で、収入については悪化している。「コロナ禍前より収入が減った」という人は有職者の29.5%にのぼった。増えたという人は17.3%だった。

収入および家事時間、家族と過ごす時間、仕事後の消費についての増減(SMBCコンシューマーファイナンス)

 SMBCコンシューマー・ファイナンスでは、「コロナ禍でお金の使い方を見直し、お小遣いを多めに確保できるようになったのではないか」と分析している。

 この調査は2020年11月6日から9日にかけて、20歳〜29歳の男女1000人に対してインターネット上で行われた。

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