仕事の時に花粉症で困っている人の割合を業種別に見てみると、最も多かった業種はライフラインを担う「電気、ガス、熱供給、水道業」で66.4%となった。次いで「郵便局、共同組合」(66.2%)、「医療、保健衛生、社会保険・福祉・介護事業」(63.6%)と続いた。特に「電気、ガス、熱供給、水道業」は、プライベートで困っている人が59.9%であったのに対して、仕事で困っている人の割合が6.5ポイントも高い数字になっているのが特徴だ。
花粉症が仕事に与えるマイナスの影響は何だろうか。業種別に見てみると「電気、ガス、熱供給、水道業」では、「集中力が落ちる」(61.9%)、「くしゃみ、点眼などで手が止まる」(46.7%)、「業務の外出・外勤がおっくうになる」(43.8%)、「運転・操縦に支障を来たす」(29.9%)が全体平均より高い数字となった。また「郵便局、共同組合」では「話すのがおっくうになる」(36.9%)、「運転・操縦に支障を来たす」(28.9%)などの数字の高さが目立った。
花粉症が仕事に与えるマイナスの影響を職種別に見ると、「運転士・操縦士」では「運転・操縦に支障を来たす」が高く、全体平均21.8%に対し45.8%と、倍以上の割合になった。その他「販売・接客」では「見た目が悪い」(40.5%)、「周りに風邪・病気と誤解される」(40.7%)が高く、「営業」では「業務の外出・外勤がおっくうになる」(41.5%)が高くなった。
調査は20年3月31日〜4月6日にインターネットで実施。フルタイムで勤務する20〜69歳の男女8万9937人を対象とした。
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