大和ハウス工業の大友浩嗣取締役常務執行役員は、コロナ禍の影響で「家が帰る場所から生きる場所に変化した」と説明する。在宅勤務が普及し、政府がステイホームを呼び掛けている。そのため、自宅で過ごす時間を大切にする人が増えた。こうした価値観の変化も、「ペットユーザーに訴求する住宅づくり」を推進する背景にある。
同社はこれまでもペットと暮らす家づくりを提案してきた。例えば、15年には犬の習性に配慮した住まいを提案するため「犬と暮らすまちなかジーヴォ」を埼玉県川口市に建設した。また、17年には猫が室内でも快適に過ごせるアイデアを反映した「猫と暮らすまちなかジーヴォ」を千葉県流山市に建設している。今回の新商品はその取り組みをさらに進めるものになる。
ネコレットの目標販売数は年間100個。ただ、リフォーム需要などを取り込めば、さらに上積みできるのではないかと同社は分析している。
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