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» 2021年02月24日 18時59分 公開

「100円ショップ」好調 売上高が過去最高を更新(1/2 ページ)

大手5社を中心とした100円ショップ業界の売上高が11年連続で増加する見通しに。大手5社の業績好調を背景に過去最高の売り上げを更新することがほぼ確実となった。

[ITmedia]

 帝国データバンクは、大手5社を中心とした100円ショップ業界の2020年度の売上高を調査した。その結果、11年連続で増加する見通しとなり、大手5社の業績好調を背景に過去最高の売り上げを更新することがほぼ確実となった。

 100円ショップは、ファッション性や実用性に優れた商品をワンプライスで提供することで消費者の支持を集め、規模を拡大してきた。

phot 最大手のダイソーをはじめ、大手5社の店舗数は8000店規模に迫る(写真=上:ダイソー 下:キャンドゥの各店舗、以下リリースより)

 ダイソーなど大手5社の店舗数は、19年度期末時点で7600店を超えていて、10年間で4割以上増加した。積極的に出店を重ね、19年度の売上高は8722億円に到達。20年度は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、消費者の自宅にいる時間が増えたことによって日用品や生活雑貨類の需要が急増した。

phot 100円ショップ業界の売り上げは過去最高の見込み。 店舗数も10年間で4割増えた(100円ショップ業界の推移)

 総務省による家計調査を基にした雑貨類の支出をみると、20年度の第3四半期は、前年を1割上回り、緊急事態宣言が発出された20年度第1四半期も前年を超えている。支出は前年を上回って推移していて、生活用品や雑貨類への需要が高まったことが分かる。

  コロナ禍で外食は控える一方、中食や自炊ニーズが高まったことによって、鍋などキッチン用品の需要が増えた。清掃商品や生活消耗品、手芸品、インテリア用品など「おうち空間」を飾る雑貨需要が増えたことも背景にある。

 こうした状況から、大手家具店やホームセンターなどと同様、生活雑貨からDIY用品まで幅広い品目をそろえる100円ショップは存在感を増した。コロナ禍での所得減などで高まった消費者の節約志向も追い風となり、実用的で割安感がある100円ショップでは各社とも好調な売り上げが続いている。

 ファッション性の高い雑貨で女性顧客層に人気のセリアは、21年3月期の売上高を従来予想から上乗せし、前年比1割の増収となる1987億円を予想。売り上げ・利益ともに過去最高を更新する見通しを立てた。

 大手の一角を占めるキャンドゥも、20年11月期の売上高は連続増収を記録し、引き続き増収が見込まれる。各社とも、自宅で過ごす時間が増えたことによって清掃道具など家庭用品全般の売れ行きが順調だった。

phot 家庭用の消耗品・雑貨を中心に需要が増加(生活雑貨類の支出状況)
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