みずほ銀、デジタル通帳「e-口座」への自動切り替え延期 システム障害を受けて

» 2021年03月05日 16時05分 公開
[ITmedia]

 みずほ銀行は、1年以上通帳記帳がない口座をデジタル通帳の「みずほ e-口座」へ自動切り替えを、当面の間、延期すると発表した。当初は2月下旬から3月上旬に行う計画だった。

(写真提供:ゲッティイメージズ)

 2月28日から3月1日にかけて発生した、ATMやインターネットバンキングの一部が利用できなくなったシステム障害は、デジタル通帳への自動切り替えが原因だった。

 みずほ銀行は新規口座について紙の通帳の有料化を開始している。併せて、紙の通帳を発行しないデジタル通帳「みずほ e-口座」の提供を開始。1年以上記帳のない紙の通帳は、自動的にe-口座へ切り替える計画だったがそれが裏目に出た。

 各銀行は、コストが高く、管理が煩雑な紙の通帳から、デジタル通帳へ切り替えを促す計画を進めている。横浜銀行は新規口座の通帳を有料化済み。三井住友銀行は4月1日以降、新規口座の通帳を有料化する予定だ。

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