モスバーガーは3月10日、4月1日に商品の価格を改定すると発表した。同日から義務化される総額表示(税込価格表示)に対応し、イートイン・テークアウトで価格を統一する。1円単位の価格設定を廃止し、分かりやすくする狙いもある。
価格改定に伴い、一部商品を値上げする。例えば、モスバーガーは従来の377円(イートイン)、370円(テークアウト)から、390円に引き上げる。ホットドッグも従来は326円(イートイン)、320円(テークアウト)としていたが、340円に統一する。
同社は「管理コストや原材料の調達、物流などのさまざまな過程で、できる限りの効率化を進めたが、内部努力による吸収のみではまかないきれない状況となった」と説明している。
一方、ブレンドコーヒー(イートイン)は従来255円だったが、新価格ではテークアウトと同じ250円にするなど、価格を引き下げるものもある。
総額表示の義務化を巡っては、ユニクロとジーユーが3月12日から総額表示に変更。従来の商品本体価格を、そのまま税込み価格とするため、実質的に約9%の値下げになるとしている。その他、リンガーハットも1日から総額表示に切り替えるなど、各社が対応に追われている。
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