モスバーガー、価格改定へ 一部は値上げ、総額表示に対応4月1日から

» 2021年03月10日 18時37分 公開
[ITmedia]

 モスバーガーは3月10日、4月1日に商品の価格を改定すると発表した。同日から義務化される総額表示(税込価格表示)に対応し、イートイン・テークアウトで価格を統一する。1円単位の価格設定を廃止し、分かりやすくする狙いもある。

photo モスバーガーの公式サイトより

 価格改定に伴い、一部商品を値上げする。例えば、モスバーガーは従来の377円(イートイン)、370円(テークアウト)から、390円に引き上げる。ホットドッグも従来は326円(イートイン)、320円(テークアウト)としていたが、340円に統一する。

 同社は「管理コストや原材料の調達、物流などのさまざまな過程で、できる限りの効率化を進めたが、内部努力による吸収のみではまかないきれない状況となった」と説明している。

 一方、ブレンドコーヒー(イートイン)は従来255円だったが、新価格ではテークアウトと同じ250円にするなど、価格を引き下げるものもある。

photo 主な価格改定(いずれも税込)

 総額表示の義務化を巡っては、ユニクロとジーユーが3月12日から総額表示に変更。従来の商品本体価格を、そのまま税込み価格とするため、実質的に約9%の値下げになるとしている。その他、リンガーハットも1日から総額表示に切り替えるなど、各社が対応に追われている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.