ラグジュアリーホテルや高級旅館などを運営する藤田観光は3月11日、早期希望退職者を募集した結果、315人の応募があったと発表した。
退職日は3月31日で、退職者に対しては所定の退職金に加え、転進援助金として加算金を上乗せ支給する。また、希望者には再就職支援サービスを提供する。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、業績が大きく落ち込んでいる。そこで、コスト削減や不採算事業の損失圧縮を実施するだけでなく、希望退職者を募集することにした。対象者は、同社の社員または契約社員およびグループ会社の社員で、3月31日時点で満40歳以上かつ勤続年数が満10年以上(契約社員は満5年以上)。募集人数は未定としていた。
また、賃金に関する施策も発表した。同社が推進している構造改革の一環として、20年4月以降、役員報酬の減額や管理職の給与減額を行ってきた。しかし、一般職も含めた全従業員の給与も減額する。具体的には、3月以降に全従業員を対象に基本給の3〜16%を減額する。
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