地域活性化の助けとなる「関係人口」ランキング 3位は北海道、2位は沖縄県、1位は?総務省も注目(2/2 ページ)

» 2021年03月15日 15時54分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

関係している都道府県への移住を希望する人の割合は?

 関係人口のうち、関係している都道府県に移住したいと考えている人はどの程度いるのだろうか。「すぐにでも移住したい」「いつかは移住したい」「住んでもよい」の合計は37.1%だった。このことから、同社は「移住・定住対策として関係人口が重要なステークホルダーだと分かる」と分析する。

関係している都道府県への移住を希望する割合(出所:リリース)

 関係人口の移住意欲(「すぐにでも移住したい」と「いつかは移住したい」の合計)が高い都道府県を調べた。すると、1位は福岡県(移住意欲度が28.4%、以下同)で、2位は沖縄県(24.5%)、3位は「神奈川県」(24.0%)という結果に。大きな特徴は、ベスト10に長野県(7位)、富山県(9位)、静岡県(10位)と中部地域の県がランクインしていることだった。

移住意欲度が高い都道府県(出所:リリース)

 関係人口が、関係している都道府県に対して、最もしたいと思う行動は「観光に行きたい」(44.1%)で、「帰省・訪問したい」(27.0%)、「食品を購入したい」(16.0%)、「ふるさと納税をしたい」(14.9%)、「祭りやイベントに参加したい」(12.3%)と続いた。「食品を購入したい」と希望する割合は、特に北海道や東北と関係する人で高かった。

関係している都道府県に対して最もしたいと思う行動(出所:リリース)

 今回の調査は2月17〜23日に行った。

関係人口ランキング(出所:リリース)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.