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» 2021年03月17日 15時26分 公開

ahamo契約でspモードコンテンツ強制解約、20以上のサービスで手動変更・解約必須に

3月26日に提供開始予定のドコモのahamo。音声定額はそのままに料金を2700円に値下げしたこともあり、ユーザーからの支持は強いようだ。しかし、「ネットのみで契約」ということ以外にもさまざまな制約があり、ユーザーの混乱も招きかねない。

[斎藤健二,ITmedia]

 3月26日に提供開始予定のドコモのahamo。音声定額はそのままに料金を2700円に値下げしたこともあり、ユーザーからの支持は強いようだ。しかし、「ネットのみで契約」ということ以外にもさまざまな制約や注意点があり、ユーザーの混乱も招きかねない。

 ahamoでは、大量に膨れ上がったさまざまな付加サービスの多くを「非対応」とすることでサービスを簡略化し、低価格を実現したと見られる。キャリアメールの廃止などが典型例だ。一方で、既存のドコモのサービスを利用してきたユーザーにとっては、意外なサービスが使えないだけでなく、強制解約となったり、事前に解約の手続きが必要になるものも多い。

spモード強制解約で、コンテンツが消失

 1つはiモードの後継として提供されてきたspモードだ。spモード回線接続ができないだけでなく、従来使っていたspモードコンテンツは強制解約となる。業界団体の一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は3月17日、spモードの強制解約に反対するリリースを出した。

 「消費者にとっては、同一通信事業者との単なるプラン変更との認識しかなく、適正な契約が強制的に解約されるとの認識がないため有効な同意を取得することが困難である」(MCF)としている。

 これまでspモードで購入したデジタルコミックや書籍、音楽、静止画、画像などのコンテンツが、強制解約により失われることや、データサービスで保存していた写真が失われる、ファンクラブなどの会費が払えなくなり、強制退会となることなどを、問題として挙げている。ドコモメールについても、サーバから削除される。クラウドに電話帳を保存する「ドコモ電話帳」もデータ消去となる。

 MCFでは、格安プランを提供する3キャリア、ドコモ、au、ソフトバンクについて、「広く代替の課金手段が提供されていないのはドコモのみである」とし、対応を求めている。

手動の解約も必要に

 さらにahamoの利用には、利用者自身に設定変更を求めるものも多い。「dアカウントの発行」や「dポイントクラブへの入会」などは比較的シンプルだ。しかし20以上のサービスで、事前に申込み、変更、廃止が必要となっており、ユーザーによってはahamo移行は容易ではない。

 例えば、ahamoでは請求書による支払いはできないため、事前に口座振替かクレジットカード払いへの変更が必要になる。郵送での料金明細にも対応していないため、事前にユーザーはWebでの確認に変更しなくてはならない。

ahamo申込みのために事前に手続きが必要なサービス(一部、ドコモ)

 「ドコモ口座」の対応も複雑だ。既存のドコモユーザーがahamoに切り替える場合には問題ないが、他キャリアから乗り換えるユーザーには制約がある。

 ドコモの回線契約を持たないユーザーがdアカウントを取得しドコモ口座を使っていた場合、ドコモにMNPで転入するとドコモ口座が解約になってしまう。残高がある場合は、払い戻しに処理手数料550円(税込)がかかる。

ahamoで事前に必要な手続き(ドコモ)

 ドコモは、「データ移行を含む各種機種操作については、お客さまご自身でのご対応となります。また、サービス内容などについての相談も専用チャットのみとなり、ドコモショップや、ドコモ インフォメーションセンターでは対応いたしません」としている。

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