シャープは3月30日、自社で製造する不織布マスクの生産枚数が累計2億枚に到達したと発表した(3月25日時点)。
コロナ禍によるマスク不足が深刻化したことを受け、シャープは2020年2月28日に不織布マスクの国内生産を決定。同年3月24日、三重工場(三重県多気郡多気町)のクリーンルームで「ふつうサイズ」のマスク生産を開始した。
その後、マスクの生産量を段階的に増やすとともに、女性や小学校高学年以上の子どもを対象とした「小さめサイズ」を追加した。また、日常的に使うマスクの買い忘れを防止する定期便サービスも開始している。同社は「高品質な国産マスクの提供を通じて社会に貢献できますよう、引き続き努めてまいります」としている。
コロナ禍を機に国産マスクに参入したアイリスオーヤマでは、中国の大連工場と蘇州工場だけでなく、宮城県角田工場にマスク生産設備を導入し、日本国内で1カ月当たり2億3000万枚供給できる体制を構築している。今後は、米国やフランス、韓国の各工場にもマスク生産設備を導入し、グローバルで1カ月当たり約5億枚の供給体制を構築する予定だ。
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