ANAと航空機内装品メーカーのジャムコは4月28日、世界初となる「手を触れずに出られる機内トイレのドア」を共同開発したと発表した。5月1日から順次、ANA国内線機材に導入する。
ANAは「ANA Care Promise」として、全ての客が安心・快適に飛行機を利用できるよう、あらゆるシーンで清潔・衛生的な環境を提供する取り組みを推進中。その中で寄せられた「トイレのドアを指で触れることに不安がある」という利用者の声を受け、2020年にジャムコと共同で開発に着手した。
新たなドアは内側についているドアロックのノブを大型のものに変更し、ドアの引き手部分にハンドルを追加したことにより、手のひじなどでロックを解除し、ハンドルを動かして開けることができる。使用方法を周知するため、トイレ内に使用方法を記載したシール(プラカード)を貼付した。
整備作業は4月30日夕方に完了し、5月1日から国内線に導入予定。対象となるのはボーイング787-8型機(11機)、ボーイング787-9型機(2機)、ボーイング777-200型機(8機)など、国内線中・大型機材が中心。その他の機材についても導入に向けて検討中とのことだ。
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