グーグルの持ち株会社アルファベットが4月27日に発表した決算によると、売上高は553億1400万ドル(約6兆円)となり、前年同期から34%増加した。利益は179億3000万ドル(約1兆9500億円)と、1.6倍となった。このところ低下傾向にあった利益率は30%を超えた。
広告が32%増と回復した。前年同期は、コロナ過による企業活動の混乱で広告売上高の伸びが落ち込んでいたが、それが回復した形だ。中でもYouTubeが好調で、49%伸びて60億500万ドルの売り上げとなった。また、クラウドサービスは40億4700万ドルと46%増加した。
株価は決算発表前の2290ドルから、2429ドルへと6%伸張。500億ドル規模の自社株買いも発表した。
アップルが4月28日に発表した決算によると、売上高は895億8400万ドル(約9兆7000億円)と前年同期から1.5倍に、利益は236億3000万ドル(約2兆5700億円)と2.1倍に拡大した。
主力商品であるiPhoneの売り上げが66%増加して479億3800万ドルと、大きく伸びた。また、iPadは79%増加して78億700万ドル、新型チップ「M1」を搭載したMacの売り上げも91億200万ドルと70%の増加となった。
地域別では中国での需要が旺盛だった。売上高は177億2800万ドルと、前年同期の94億5500万ドルから87%の増加となった。
決算発表後、株価は一時2%ほど上昇したが、その後、半導体不足に対する懸念から下落。30日時点では決算発表前を下回る133ドルとなっている。
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