コロナ禍でアパレル各社が苦境にあえぐ中、10期連続最高益を達成したワークマン。同社と言えば作業服のほかに、スポーツウェアやアウトドア用品などを展開しているが、その人気を支えるのは「サマーパンツ」だという。
同社によると、サマーパンツの売り上げは前年比で4割増加。2021年春夏製品の売り上げベスト10のうち、8製品がランクインした。実は、5年前まではサマーパンツのPB(プライベートブランド)品は少なく、1つの製品しかランクインしていなかったという。なぜ、ワークマンはサマーパンツに力を入れるようになったのだろうか。
同社はその理由として、パンツ製品には流行が少なく大量生産しやすい点を挙げる。また、パンツ購入を目的に来店したお客はシャツや上着を「ついで買い」する傾向にあるという。これまでは、パンツを「ついで買い」する傾向にあったが、流行に左右されないパンツが売り上げをけん引することで、経営リスクの低減にもつながっていると説明。同社の躍進を支える「秘密」なのだという。
ワークマン10期連続最高益 PB強化で「ジュニアアイテム」から「スーツ」まで
「#ワークマン女子」の出店が加速 柏、盛岡、長岡、前橋、水戸に相次ぎ路面店がオープン
”4800円スーツ”の次は「ビズポロ」 AOKIや青山から新製品続々
バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
「冷やし紳士服」に「洗えるスーツ」 各社が夏向け高機能スーツ続々投入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング