キャッシュレス普及で財布の大きさが変化? 大きくなった人と小さくなった人

» 2021年05月26日 18時10分 公開
[季原ゆうITmedia]

 トヨタファイナンシャルサービスとトヨタファイナンスが、キャッシュレス決済を利用したことがある20代〜60代の男女を対象に「決済方法とお財布事情についての調査」を実施した。メインで使う決済方法を聞いたところ「キャッシュレス決済」が50%で最多となった。

現在どんなサイフを使っているか

 現在使用しているお財布の形の質問では、1位が「長財布」(51%)、2位が「2つ折り」(38%)、3位が「3つ折り(ミニ財布)」(8%)となった。また、1つ前の財布と比べた大きさの変化の有無では、4割以上が変化があったと回答した。

サイフの大きさは変わったか?

 財布が小さくなった理由では、「バックに入れやすいから」や、「決済の多様化により持ち歩く現金が減った」などの声が挙げられた。一方大きくなった理由には、カードによるキャッシュレス決済の利用が増えたことでカード枚数が増加したためという声も挙がった。

 メインで使ってる決済方法は、「キャッシュレス派」が50%で1位に。次いで、「現金とキャッシュレスが同じくらい」が26%となり、約75%がキャッシュレス決済も利用していることが分かった。ATM使用頻度の変化の質問では、43%の人が少なくなったと回答し、キャッシュレス決済拡大の影響がうかがえる。一方で「変わらない」と回答した人も48%とう結果になった。

 デート相手に使ってほしいキャッシュレス決済では、1位がクレジットカード(34%)、2位がQR/バーコード決済(16%)とスマートな支払いに人気が集まった。キャッシュレス決済でも、割り勘がスムーズに行えるサービスがあるのも一因の模様だ。

 2024年度前半に各紙幣が一新される発表を受け、好きなお札の図柄についても調査を実施した。その結果、福沢諭吉が1位となり、1万円紙幣として高額紙幣のイメージも強いため人気を集めたと想定される。

 今回の調査は、キャッシュレス決済を利用したことがある20代〜60代の男女を対象に、4月にインターネット上で実施した。サンプル数は331人。

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