北海道夕張市の名産品「夕張メロン」が、人手不足のため8万玉分の減産となる旨のニュースが先日「日本農業新聞」で報じられた。メロン農家はかねて高齢化が進んでおり、慢性的な人手不足状態であったが、特に今般の減産理由が「メロン栽培の主戦力であった、中国人の技能実習生がコロナ禍のため来日できなかった」ことである点が話題となっている。
【参考】夕張メロン 試練の季節 実習生不在、8万玉減産(日本農業新聞、5月24日)
本件については農家の苦境を憂うよりも
――などと厳しい意見の方が多く見られた。では果たして、技能実習制度とはそんなに欺瞞(ぎまん)に満ちた、問題を孕んだ制度なのか。また技能実習生に頼らざるを得ない事業主はいずれも努力不足で、「苦境に陥っているのは自己責任だ」と突き放してよいものなのだろうか。
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