フィンテックで変わる財務

内部統制に対応、「マネーフォワードクラウド固定資産」提供開始 複数台帳管理も可能に

» 2021年06月15日 09時15分 公開
[季原ゆうITmedia]

 マネーフォワードは6月14日、固定資産業務領域に特化したクラウド型固定資産管理システム「マネーフォワードクラウド固定資産」の提供を開始した。台帳ごとに異なる償却計算が可能となる複数台帳管理、内部統制にも対応する。

 同サービスは煩雑な固定資産管理を効率化し、かかわるすべての業務をクラウド上で管理することを可能とした。経理部門における固定資産台帳の管理や減価償却計算業務をはじめ、総務やIT部門、営業所や工場の現場職員が対応する固定資産の現物管理にも活用できる。クラウドの特長を生かし、写真や証憑も一元管理でき、資産情報も簡単に検索できる。

「マネーフォワードクラウド固定資産」の画面イメージ

 今後は償却資産税申告、法人税申告(別表十六)への対応、現場での固定資産実査棚卸サポート機能の提供を予定している。また、「マネーフォワードクラウド会計Plus」などの会計ソフトと連携し仕訳の自動作成を可能とし、シームレスな対応を実現する。

 同社は2020年10月に中堅企業向け「マネーフォワードクラウドERP」を発表し、さまざまな領域のサービスを柔軟に活用できるよう、対応領域の拡大を進めている。同サービスも対応領域の拡大の一環として開始する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.