一方、仕事に関する時間については33.9%が「速く感じる」と答えていて、特にリモートワークする人のほうが「速く感じる」と答えた割合が高かった(40.7%)。
一般的には、年齢を重ねるごとに体感する一年の長さは短くなるといわれている。しかし、今回の調査では若い世代ほど体感速度が速い結果となった。千葉大学大学院人文科学研究院教授の一川誠氏は、「思い出が極端に少ない時間を過ごすと、そのときは長いと感じても、振り返るとあっという間に感じがち。本来は時間の経過が速く感じる上の世代よりも学生のほうが大きな影響を受けたのは、この世代が本来体験すべきことの多くが失われてしまったから」と分析する。
コロナ禍において生活環境が変化するとともに、時間の使い方も多様化している。アフターコロナでは、コロナ禍で経験した「多様な時間の使い方」「能動的な働き方」を社会のナレッジとして生かす動きも求められる。
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