手元のスマホで多くの情報にアクセスでき、YouTube、SNSといったあらゆるツールで手軽に世界へ情報発信ができる。社会の変化に伴い、人生の選択肢は多様になった。さらにコロナ禍で社会の変化は加速している。
そんななかで自分の中にブレない芯を立て、それを「やりきる」にはどうすべきか。ホリエモンこと堀江貴文氏が自身の経験から経営者に必要な「やりきる力」を語る。
時間・お金の使い方、人間関係など日常生活に関わる事柄から、退路を断つ、のめり込む、頭を使う、熱中するといったビジネスマインドまで。自身が起こした宇宙事業や、過去の失敗エピソードを交えて経営者としてのメッセージを贈った近刊『やりきる力』(学研プラス)から堀江氏が考える「経営者に必要な能力」について語ってもらった。
40代も後半になって、あらためて気づいたことがある。「こいつとは馬が合わない」とか「なんか嫌だな」と思ったら、付き合いをすっぱりやめるようになった。以前もそうだったが、それにも増して、割り切り方がハッキリしたものになってきたのだ。こうした変化も、あまたの経験を積み重ねた結果と考えている。
一方で、前にも述べたように、無数の出会いを通じて気に入った人間に対しては、割と手厚くサポートしている。特に、若くてお金がない人がそうだ。人生の指針がしっかり定まっていない、けれど取り組み次第ではちゃんと突破できそうな人がいれば、目を掛けている。
支援したところで大した見返りがあるわけではなく、後ろ足で砂を掛けられることも、しばしばだ。しかし、何かの道を見つけて羽ばたいてくれることもあって、支援のしがいがある。寺田有希さんは、そのひとりだ。
知り合って間もない頃、彼女は所属していた大手芸能事務所を辞めた。売れないまま事務所から放り出されて、フリーになるしかなかった。20代そこそこでキャリアもまだ浅い彼女に仕事があるわけがない。そこで、僕は彼女に「僕の公式動画チャンネルのMCをやってみないか?」 と声を掛けた。
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