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» 2021年06月27日 08時00分 公開

ホリエモンが「自分より“他人の可能性”」に投資する理由 自分の限界はたかが知れている堀江流・経営者に必要な『やりきる力』(1/4 ページ)

ホリエモンこと堀江貴文氏が考える「経営者に必要な能力」について語ってもらった。他人への投資こそ、一番賢いお金の使い方だという。その真意は?

[堀江 貴文,ITmedia]

 手元のスマホで多くの情報にアクセスでき、YouTube、SNSといったあらゆるツールで手軽に世界へ情報発信ができる。社会の変化に伴い、人生の選択肢は多様になった。さらにコロナ禍で社会の変化は加速している。

 そんななかで自分の中にブレない芯を立て、それを「やりきる」にはどうすべきか。ホリエモンこと堀江貴文氏が自身の経験から経営者に必要な「やりきる力」を語る。

 時間・お金の使い方、人間関係など日常生活に関わる事柄から、退路を断つ、のめり込む、頭を使う、熱中するといったビジネスマインドまで。自身が起こした宇宙事業や、過去の失敗エピソードを交えて経営者としてのメッセージを贈った近刊『やりきる力』(学研プラス)から堀江氏が考える「経営者に必要な能力」について語ってもらった。

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consultingファウンダーおよびロケット開発事業を手掛けるインターステラテクノロジズのファウンダー。現在は宇宙関連事業、作家活動のほか、人気アプリのプロデュースなどの活動を幅広く展開。2019年5月4日にはインターステラテクノロジズ社のロケット「宇宙品質にシフト MOMO3号機(MOMO3号機)」が民間では日本初となる宇宙空間到達に成功した。著書に『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)、『やりきる力』(学研プラス)など(KAZAN YAMAMOTO撮影)

他人への投資こそ、一番賢いお金の使い方

 40代も後半になって、あらためて気づいたことがある。「こいつとは馬が合わない」とか「なんか嫌だな」と思ったら、付き合いをすっぱりやめるようになった。以前もそうだったが、それにも増して、割り切り方がハッキリしたものになってきたのだ。こうした変化も、あまたの経験を積み重ねた結果と考えている。

 一方で、前にも述べたように、無数の出会いを通じて気に入った人間に対しては、割と手厚くサポートしている。特に、若くてお金がない人がそうだ。人生の指針がしっかり定まっていない、けれど取り組み次第ではちゃんと突破できそうな人がいれば、目を掛けている。

 支援したところで大した見返りがあるわけではなく、後ろ足で砂を掛けられることも、しばしばだ。しかし、何かの道を見つけて羽ばたいてくれることもあって、支援のしがいがある。寺田有希さんは、そのひとりだ。

 知り合って間もない頃、彼女は所属していた大手芸能事務所を辞めた。売れないまま事務所から放り出されて、フリーになるしかなかった。20代そこそこでキャリアもまだ浅い彼女に仕事があるわけがない。そこで、僕は彼女に「僕の公式動画チャンネルのMCをやってみないか?」 と声を掛けた。

寺田有希さん(リリースより)
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