インボイス制度について、食品業界の経理担当者の5割が「知らない」──インフォマート(東京都港区)の調査で、このような結果が判明した。インボイス制度とは、2023年10月1日に導入される消費税の仕入税額控除の方式だ。
インボイス制度について、「全く知らない」担当者は18.6%、「名前だけ聞いたことがある」は34.3%だった。
インボイス制度の「内容を理解している」「内容を理解しており、他者へ説明も可能」と回答した人のうち、現在インボイス制度に「対応している」人は58.4%。「対応していないが、準備は進めている」が27.1%を占めた。
インボイス制度に「対応していないが、準備は進めている」「対応しておらず、準備も特にしていない」と回答した人が準備するにあたり、最も課題になっている点は「社内調整に時間がかかる」(62.5%)。次いで「準備を行う時間がない」(31.2%)、「準備に関する担当者がいない」(18.8%)と続いた。
調査は6月9〜11日、全国の食品メーカーおよび食品の卸業を行っている企業の経理担当者を対象にインターネットで実施し、102件の回答を得た。
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