土屋鞄、SNSで話題となった「スイカ専用バッグ」発売 “本気の遊び心”届ける21個限定

» 2021年07月02日 13時00分 公開
[ITmedia]

 革製品を製造販売する土屋鞄製造所(東京都足立区)は7月2日、スイカを持ち運ぶための専用バッグ「スイカバッグ」を発売すると発表した。価格は11万円で、7月9日から21個限定で販売する。話題性のある商品を展開し、職人の高い技術を訴求する。

スイカ専用バッグ 土屋鞄が「スイカ専用バッグ」発売(出所:プレスリリース)

 スイカバッグは、「運ぶを楽しむ」をコンセプトに2020年7月に企画。当初、非売品として発表したところ、Twitterで1日に約1万リツイートと約2.8万の「いいね」を獲得するなど話題となり、海外メディアでも取り上げられた。そこで今回、内装の素材を変更し実用性を高めるなどして、一般販売に踏み切った。

 スイカバッグは、約60個のパーツを組み合わせ、職人が丸みを帯びた製品に仕上げた。大きさは、L〜2Lサイズの大玉スイカが収まる寸法とし、素材にはイタリアの高級牛革「バケッタ・ミリングレザー」を採用。色はスイカの緑を引き立てるブラウンとした。

土屋鞄 職人がこだわって製作(出所:プレスリリース)

 機能面もこだわった。口元の直径をスイカよりも小さくすることで、運ぶ際の安定性を向上させた。また、スイカを落とさないよう口元はボタン留めを8カ所付け、しっかりとホールドするよう工夫した。持ち手には牛革を巻き、手になじみやすくなるよう配慮。重い大きなスイカでも、片手で持ちやすく手が痛くならないように工夫した。

スイカ専用バッグスイカ専用バッグ 機能面もこだわった(出所:プレスリリース)

 同社は製品を開発した背景として「ものづくりを通した“ワクワク感”や“トキメキ”をお伝えしたい」と説明する。スイカの形に合わせたフォルムを作るには多くの工程が必要で、中でも、底面の革をお椀のように貼り合わせるには高い技術が必要だという。職人の技術や知識を生かした製品を通して「本気の遊び心」を届けたいとしている。

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