しまむらは6月23日、アウトドアブランド「LOGOS」と共同開発した新ブランド「LOGOS DAYS(ロゴスデイズ)」を展開すると発表した。同日から全国のファッションセンターしまむらで販売する。注目が集まるアウトドアブランドとコラボし、需要の取り込みを狙う。
ロゴスデイズのコンセプトは「家族の楽しみぜんぶ一緒に」。日々の暮らしの中でもアウトドアのワクワク感や楽しさを感じられる商品を展開するとしている。
レディースは衣料品、バッグ、シューズの全身コーディネートを楽しめる商品展開とした。また、メンズとキッズの衣料品も取り扱い、家族でコーディネートを楽しめるようにした。
タオルケット(1969円)や敷きパッド(1419円)といった寝具のほか、インテリア用品やルームウェアも取りそろえ、巣ごもり需要にも対応する。
SNS上などでは女性客を中心に、低価格で見た目が良いしまむらの商品を掲載する「しまパト」というワードが存在する。同社のWebサイトでもSNSに掲載された写真をまとめた「しまパト活動報告」といったページを開設している。また、アウトドアブランドの商品を取り入れた「アウトドアコーデ」もトレンドとなっていて、LOGOSとコラボすることで需要の取り込みを目指す。
矢野経済研究所によると、2019年の国内アウトドア市場規模は、販売金額ベースで前年比103.2%の推計5169億4000万円。このうち、アウトドアブランドのウェアやシューズを普段使いする「ライフスタイル分野」は1187億8000万円となった。
有力アウトドアブランドの商品が街歩きや旅行、通勤・通学でも一般消費者に受け入れられており、矢野経済研究所は「引き続き好調が続いている」と指摘している。アウトドア用品市場には他業種からの参入も目立っていて、ワークマンなどが一般消費者向けにデザイン性を高めた高機能ウェアの展開を強化している。
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