洋服の青山を展開する青山商事は7月6日、上下セットで1万円を切る機能性スーツ「ゼロプレッシャースーツ」を発売すると発表した。同社が同価格帯の高機能スーツを開発するのは初めて。カジュアルスタイルに取り入れやすい2着目のスーツに適した商品として訴求する。
価格は、ジャケット6050円、パンツ3850円とし、上下セットで1万円を切るように設定。素材には、水着などに使用される旭化成のストレッチ繊維「ROICA(ロイカ)」を使ったニット生地を採用した。縦・横の両方向への高い伸縮性が特徴で、一般的なスーツと比べ、縦・横ともに6倍のストレッチ性があると説明する。
また、着用時の圧迫感(着圧)が極めて少ないほか、裏地や芯地、肩パッドなどを可能な限り省き、「解放的な着用感」を実現したという。
色はブラックとネイビー、サイズはSからLLの4サイズを用意した。7月12日から「洋服の青山オンラインストア」で先行販売する。
ビジネスウェアのカジュアル化や新型コロナウイルス感染拡大による在宅勤務の定着などによってスーツの需要は低迷。青山商事が5月14日に発表した2021年3月期の連結決算は、純損益が過去最大となる388億円の赤字(前期は169億円の赤字)だった。新たな商品を展開し、需要の取り込みを図る。
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