東京メトロは7月9日、銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅と、有楽町線・半蔵門線・南北線の永田町駅を結ぶ乗り換え通路に、11人乗りの「斜行型エレベーター」を設置すると発表した。バリアフリールートとして採用することで、高齢者やベビーカーを利用するお客の利便性向上を図る。
斜行型エレベーターは、通常の上下に動くエレベーターとは異なり、傾斜面を進むことができるもの。同社によると、首都圏の鉄道事業者では初めての採用で、既設の空間を活用し掘削を伴わずに整備できたという。
これまで同駅間の乗り換え通路は、2カ所のエレベーターと1カ所の階段昇降機をバリアフリールートとしていたが、今回の整備により、エレベーターのみで乗り換えが可能となった。
斜行型エレベーターは7月10日に運用を開始する。また、隣接するエスカレーターや内装の工事は2022年6月ごろの完成を予定している。
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