映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks」を運営するつみき(東京都目黒区)は、2021年上半期に国内の映画館で公開された映画を対象に、Filmarksのデータから満足度ランキングを算出した。1位は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」だった。
「エヴァンゲリオン」シリーズは20年に25周年を迎えた人気アニメーションだ。シン・エヴァンゲリオン劇場版は、3月8日の公開から7月11日の126日間累計で興行収入が99.9億円、観客動員数654万人を突破した。
一部劇場を除いて、7月21日に上映終了を予定しているが、すでに前作「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」(12年公開)の最終興行収入53億円を大きく上回る。
2位は「クルエラ」。ディズニーのアニメ映画「101匹わんちゃん」の悪役クルエラの若き日の姿を描くオリジナルストーリーだ。北米では5月28日から一般公開が開始された。公開初日の興行収入は、前日の先行公開を含めて約8億4700万円だった。
3位は「街の上で」。古着屋に勤め、下北沢界隈を生活圏にしている青年の日常を掘り下げる映画だ。11館での上映だったにもかかわらず、公開17日目で観客動員数は2万人を突破。興行通信社が発表した「ミニシアターランキング」では3週連続で観客動員数1位を記録した。
当初は、一部劇場でしか公開していなかったが、6月現在は公開劇場数が累計108館に到達しており、全国の映画館で作品を放映している。
調査は、21年7月6日時点のレビュー数が1万件以上投稿されている映画を対象に、満足度を集計し、ランキング化している。
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