秩父鉄道は、夏休み特別企画として、SL乗車と広瀬川原車両基地SL入区作業を見学するツアーを7月20日に発売した。8月13、14、15日のいずれかの日程で利用可能。夏休みの県内旅行ニーズを獲得する狙いだ。
ツアーでは、まず三峰口駅から熊谷駅まで観光列車「SLパレオエクスプレス」に乗車する。熊谷駅にて通常は乗車できないSL回送列車に乗り換え、広瀬川原車両基地へ向かう。通常時、広瀬川原車両基地は関係者以外立ち入り禁止区域だが、今回は営業運転後のSL入区(駅に到着した列車を車両センターまで運転すること)作業見学をできるようした。
1〜4人での参加が可能で、料金は1万5000〜2万4000円。SL弁当やデザートも用意する。同社によると、通常立ち入れない区域を案内するツアーは過去にも開催しており、好評だという。
秩父は関東を中心に観光客が集まる観光スポットだ。しかし、新型コロナウイルスの影響により、20年の秩父地域への観光客数は19年と比較して271万5000人減少した。
同社は今回の夏休み企画について「夏休みの県内旅行ニーズを獲得するだけでなく、コロナ終息後、秩父に遊びにきてもらえるきっかけになればと思います」と話した。
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