大塚製薬は7月26日に、オロナミンCドリンクのラベルレス製品を発売すると発表した。30本単位のケースで販売し、公式通販サイトなど一部通販のみで取り扱う。同社によると、小びんドリンクでのラベルレス製品は国内初という。
近年は、飲み終わったあとにボトルやびんのラベルをはがして捨てる習慣が浸透。同社にも「オロナミンCのラベルをはがしやすくしてほしい」という要望が寄せられていた。ガラスびんの場合、紙ラベルはそのままでもリサイクル可能だが、顧客の声に応える形でラベルレス製品を発売することとなった。
大塚グループは2018年に「消費者志向自主宣言」を表明。顧客の声を製品の開発・改善に生かす取り組みを行っており、この活動の中から今回のラベルレスボトルが誕生した。
ラベルレス製品は捨てる際にラベルをはがす手間が省け、エシカル消費(環境などに配慮した消費行動)にもつながることから需要拡大の傾向にある。今後はペットボトルだけでなく、びんでもラベルレス化の機運は高まりそうだ。
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