ゴクゴクゴクゴクゴク――。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、仕事が終わって「ちょっと一杯」といったシーンがめっきり減ってしまったが、外で飲めないのであれば「家で……」という人も増えているようだ。
とある調査でも、そのようなデータが出ている。お酒が好きな人に、家飲みをする機会が増えましたかと聞いたところ、「増えた(とてもを含む)」と答えたのは57.3%という結果に(KURAND調査、2020年7月実施)。
とはいえ、気になることが一つ。生ビール党にとっては「缶ビールはちょっとねえ。もちろんキライじゃないけれど、ゴクゴク飲めないからなあ」といった不満を感じている人もいるはず。そんな人の不満を解消する商品が、この4月に登場する。アサヒビールの「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」(オープン価格、税別200円前後を想定)だ。
「そんな人の不満って、なんだよ。まさか、缶ビールから泡が出てくるんじゃないよな」と思われたかもしれないが、その“まさか”である。缶のフタを開けて、しばらく待つ。すると、泡がじわじわ増えてきて、クリーミーな泡がもこもこ盛り上がっていくのだ。グラスに注いでも泡はできるが、しばらくすると消えてしまう。しかし、この生ジョッキ缶から生まれた泡は飲んでいる間も、次から次に出てくるのだ。
缶ビールは泡がたたないように設計されているのに、なぜ泡が出てくるのか。日本初の商品を生み出した背景に、何があったのか。アサヒビールでマーケティング部に所属する中島健さんに、その秘密を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。
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