8月、キャンプ好きの人にとって、“たまらない一品”が登場したことをご存じだろうか。岩谷産業の「カセットフー タフまるJr.」(イワタニアイコレクトで9878円、税込)である。
SNSを見ても、「このサイズが欲しかった」「キャンプで炭を起こす必要なし」「男前すぎる」といったコメントであふれている。ネット上でざわざわしているわけだが、実際にどのくらい売れているのだろうか。年間の販売目標は5万台としているが、同社の担当者によると「2倍のペースで売れている。半年で5万台突破は確実」とのこと。
「タフまるJr.」というネーミングからも想像できるように、実は“親”にあたる商品が存在している。名前は「タフまる」で、2018年2月に販売したところ、売れに売れた。「風が少々強くても、炎が消えにくい」ことをウリにしていて、アウトドアを楽しむ人を中心に支持を得ているようだ。そして、親のサイズの60%ほどにした“子ども”が産声をあげたのだ。
……と、ここまで書いていて、気になったことがある。「コンパクトにしただけで、売れたのか?」である。岩谷産業の商品ラインアップを見ると、同じようなサイズのカセットコンロが存在している。しかし、その商品はそれほど話題になっていなくて、飛ぶようには売れていない。にもかかわらず、なぜタフまるJr.はすぐに火が付いたのか。その理由について、カートリッジガス本部の多田剛部長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。
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