インタビュー
» 2020年09月23日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(在宅公演):巷で“スーツ離れ”が起きているのに、なぜビジネスリュックは好調なのか (1/5)

テレワークを実施する企業が増えたので、オフィスに足を運ぶ人が減った。となると、スーツを着ることが少なくなり、革靴を履かなくなり、カバンも不要になり……。などと想像してしまうが、ビジネスリュックは好調に売れているという。その背景に迫ってみたところ……。

[土肥義則,ITmedia]

 満員電車の中で「ギューッ」と押されて、人混みをかきわけるようにして下車する――。新型コロナウイルスの感染が広がる前、都市部で働くビジネスパーソンにとって“日常”の行動だったわけだが、今は違う。テレワークを導入する会社が増えて、以前のような通勤地獄に悩まされる人も減った。

 となると、いろいろな変化が起きる。身だしなみでいえば、スーツを着なくなったり、革靴を履かなくなったり。食事でいえば、会社の近くにあるコンビニでお弁当を買わなくなったり、同僚とビールを飲むことも減ったり。売り上げのデータを見ても、大幅に落ち込んでいるところが多いにもかかわらず、ぴょこんと伸びているアイテムもあるのだ。記者が気になったのは、「ビジネスリュック」である。

 「そんなことはないでしょ。会社に行く人が減っているんだから、仕事用のカバンなんてダメダメ」と思われたかもしれないが、エース(東京都渋谷区)のビジネスリュックが好調に売れているのだ。商品名は「ガジェタブル」である。

エースのビジネスリュック「ガジェタブル」が売れている

 緊急事態宣言が解除された5月から7月までの販売個数を見ると、耐久性がウリのCBタイプは前年比180%、耐水性がウリのWRタイプは同126%なのだ。在宅勤務になった人が増えたこともあって、紳士服大手の決算は厳しい数字となった。いわゆる“スーツ離れ”が起きているのに、なぜビジネスリュックは好調なのか。同社のマーケティング本部に席を置く森川泉さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

なぜビジネスリュックが好調なのか
       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -