外食大手のワタミは7月30日、2021年度の中途採用を拡大し、新たに100人を採用する方針を明らかにした。同社は、21年度から中期的に焼肉店の出店を増やす計画を打ち出していて、事業規模の拡大にあわせて人材を強化する。
同社が中途採用の募集人数を100人規模に拡大するのは3年ぶり。あわせて、23年度の新卒採用に向けてインターン制度を強化していく考えを示した。
コロナ禍でも好調の焼肉店「焼肉の和民」「かみむら牧場」の店舗展開を推進し、から揚げ専門店「から揚げの天才」、フライドチキン店「bb.qオリーブチキンカフェ」などの業態を積極的に出店する計画。
店舗従業員の増員だけでなく、店長候補やフランチャイズ(FC)展開を支える間接部門に勤務する人材の採用も強化するとしている。
同社が5月に発表した21年3月期の連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大による営業自粛などが影響し、売上高608億円(前年同期比33.1%減)、営業損益97億円の赤字(前期は9200万円の黒字)、純損益は115億円の赤字(同29億円の赤字)だった。
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