2021年上半期ビジネス書ランキング 1位は台湾のデジタル担当大臣、オードリー・タンの作品約1万人に聞いた

» 2021年08月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新刊ビジネス書籍情報誌「TOPPOINT(トップポイント)」を発行するパーソナルブレーン(京都市)は「2021年上半期ビジネス書ランキング」を発表した。最も読者に支持されたビジネス書は『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』だった。

パーソナルブレーンは2021年上半期ビジネス書ランキングを発表した(画像:以下、リリースより)

 台湾のデジタル担当大臣であるオードリー・タン氏が執筆。台湾の新型コロナウイルス対策が成功した理由やデジタル・AIが開く新たな社会像を解説する。20年12月発行から既に約8カ月たつが、7月現在、アマゾンビジネス書ランキングで17位を獲得している。

1位は『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』

 2位は『スマホ脳』。医学者である著者が、スマートフォンなどのデジタル機器が人間の脳に与える影響を膨大な研究結果から解説する。スマホによる学力低下、記憶力減退、うつ、睡眠障害、依存といった数多くの悪影響を指摘している。20年11月に発行してから6月までの累計発行部数は46万部。

2位は『スマホ脳』

 3位は『ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニティを取り戻すー』。著書は山口周。発行部数が17万部を突破し、ビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞した『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?』を筆頭に、『武器になる哲学』『ニュータイプの時代』など数々のヒットを飛ばし続けている。そんな山口氏が20年12月に発表したビジネスの未来は、初版3日で3刷り3.5万部が決定するほど大きな反響を呼んだ。

3位は『ビジネスの未来ーエコノミーにヒューマニティを取り戻すー』

 4位以降は『Sleep, Sleep, Sleep』『妄想する頭 思考する手』『アメリカを動かす宗教ナショナリズム』『日本企業の復活力』『NO RULES』『思考からの逃走』『運気を引き寄せるリーダー 七つの心得』と続いた。

 調査は月刊誌「TOPPOINT」の定期購読者約1万人を対象に実施した。本誌21年1〜6月号で紹介した60冊の中から読者がそれぞれ選出した3冊を集計し、ランキングを作成した。期間は5月25日〜6月13日。

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