クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
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» 2021年09月13日 07時00分 公開

ロードプライシングは成功だったのか? 大幅値上げを目論む首都高速の料金改定案高根英幸 「クルマのミライ」(1/5 ページ)

渋滞、それも有料道路での渋滞が大嫌いな筆者にとって、オリンピックを機に割増料金が課されていたこの2カ月間は、振り返れば「1000円アップはむしろ割安だったかも」と思わせるような環境だった。しかし、だまされてはいけない。ロードプライシング制の正式導入に向けた実験的な施策なのだ、今回は。効果を認めてしまうと首都高速は「しめしめ」と思って正式導入に向けて動くに違いない。

[高根英幸,ITmedia]

 東京2020オリパラが完全終結していた9月7日、首都高速を走ってしばらくぶりに渋滞に遭遇した。いつもの出口がいつも以上に混んでいるだけでなく、全体的に車速が低下し、様々な箇所で渋滞が発生していた。

 渋滞、それも有料道路での渋滞が大嫌い(お金を払って渋滞に遭い、時間を無駄にする行為なので)な筆者にとって、オリンピックを機に割増料金が課されていたこの2カ月間は、振り返れば「1000円アップはむしろ割安だったかも」と思わせるような環境だった。

首都高ドライバーズサイトに掲載された「東京2020大会における首都高速道路の交通対策」。現在は、このページは削除されている

 しかし、だまされてはいけない。ロードプライシング制の正式導入に向けた実験的な施策なのだ、今回は。効果を認めてしまうと首都高速は「しめしめ」と思って正式導入に向けて動くに違いない。

 渋滞を解消することは、高速道路にとっては非常に重要なことだ。なぜなら高速道路(定義としての高速道路ではなく、ここでは名称としての高速道路を指している)は、移動の時間を短縮するために利用しているドライバーや乗員がほとんどであるはずだからだ。

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