親に免許を返納して欲しいと思うか尋ねたところ、「思う」が83.0%と大多数を占めた。そのうちの79.0%が理由として「事故を起こしてほしくないから」と回答。一方、「思わない」と答えた人も17.0%いた。
「住んでいる場所が車が無いと不便だから」「車が無いと生活できないから」といった生活環境や「免許証が便利なので、持っておいて欲しい」など利便性を理由に挙げる人が多かった。そのほか、「返納しなくても乗らなくなると思う」「本人に運転する気がない」といった免許返納をしなくても車を運転しないという理由も聞かれた。
86.0%が「自分が高齢になった際には免許を返納しようと思っている」と回答しており、自身の免許返納に関しては前向きであることが伺えた。
車を何歳まで運転したいかについて最も多かったのは70代という結果に。定年が65歳に引き上げられることもあり「70歳まで働きたいから」といった理由や、それに伴い「70歳くらいまでなら大丈夫そう」というイメージを持つ人が多く見られた。
内閣府の調査によると、19年の75歳以上の運転者による死亡事故件数は625件だった。75歳以上と75歳未満の運転者の死亡事故を人的要因別に比較すると、75歳以上は操作不適による事故が28.0%と最も多く、このうちハンドル操作不適が13.7%だった。ブレーキとアクセルによる踏み違い事故は、75歳未満が全体の0.5%なのに対し、75歳以上は7.0%という結果となった。
今回の調査は、70歳以上の親をもつ世代を対象にインターネットで実施。期間は21年7月23〜30日、有効回答数は300人。
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