3位は、アマゾン。メインの事業はオンラインショップだが、電子書籍リーダーのKindle(キンドル)や、音声認識AIのAlexa(アレクサ)などを開発し、最近ではAmazon Web Services(AWS)でクラウドコンピューティングの発展にも寄与している。創業者のジェフ・ベゾスは自ら航空宇宙企業ブルーオリジンを設立して宇宙を旅したことが話題になったが、同社もAWSで宇宙開発分野などに貢献している。
最近は、身の回りの世話する家庭用ロボット「Astro(アストロ)」を21年中に発売すると発表。日本円で約11万円になる予定で、カメラやセンサーで留守中に部屋をパトロールして不審者を発見すると警告してくれるという。
4位にはマイクロソフト、5位にはテスラ、6位にはサムスン、7位にはIBM、8位にはファーウェイ、9位にはソニー、10位にはファイザーが入っている。
ランキングトップ10を見て、お気付きになった人もいるかもしれない。そう、GAFAの一角であるフェイスブックが入っていないことだ。フェイスブックは13位で決して悪くはない。ただ、最近はコンテンツや広告の制限などに関連しネガティブなニュースも多く、先日も内部告発者が登場して同社を批判したり、世界的にアクセスに不具合が起きたりといった話題が目立っている。イノベーションという意味ではあまり存在感が大きくなかったのかもしれない。
他の企業ランキングでもそうだが、コロナ禍で活躍した企業としてファイザーの存在感が高まっている。ファイザーは、ドイツのバイオンテックと共同で、通常なら何年もかかるワクチン開発の世界で、1年もかけずに新型コロナのワクチンを製造した。それだけでなく、需要の大きさに応えて大量生産を可能にする製造も実現している。
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