先日、ドイツの公共テレビ「ドイチェ・ヴェレ」のオンライン版で、興味深いニュース解説動画が掲載された。5月19日付のその動画は「トイレ」についてだった(参照リンク)。タイトルはズバリ、「トイレは史上最も重要な発明だったのか?」。
内容はいかにトイレが人類に不可欠であるかをまとめたもので、きちんとしたトイレがないと、病気が増え、経済にも悪影響を及ぼす可能性がある、といったことが指摘されている。「驚くことに、ワクチンと臓器移植、抗生物質の発見で救われた命よりも、シンプルなトイレのほうが多くの人命を救ってきた可能性がある」と大胆な主張をしている。
時を同じくして、英国紙でもトイレの進化にまつわるニュースが報じられた。5月22日の英デイリースター紙は、「革新的なスマートトイレがあなたの排便の写真を撮影して医師に送信し、分析を行うようになる」という記事を掲載。米大学が開発しているこのトイレ、要は便の写真が自動送信され、医師が受け取り、コンピュータ解析して血便など異変を察知するというものだ。
これらのニュースを見て、日本で報じられたある話題を思い出した。日本のハイテク文化の象徴の一つとも言えるトイレが、さらに進化を遂げようとしているのだ。いったいどんな「進化」なのだろうか。
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