音声配信サービスを運営するオトバンク(東京都文京区)は、「オーディオブックの利用傾向」についての調査を実施した。その結果、コロナ禍でのオーディオブックの利用について「利用がかなり増えた」「利用がやや増えた」と回答した人は、31%だった。
利用が増えたと回答した人からは、「在宅勤務になり自炊の時間が増え、その時間にオーディオブックを聴くことが増えた」や、「運動不足解消のため近所を歩く機会が増えたため、歩きながら聴く機会が増えた」といった声が寄せられた。
一方で「利用が減った」と回答した人は5%に満たず、「外出が減ったので、隙間の時間が減り、(オーディオブックを)聴く時間も減った」という声があった。
コロナ禍において特に増えた情報のインプット方法を聞いたところ、1位は「配信動画」、2位は「ネットニュース」、3位は「音声コンテンツ(オーディオブックを含む)」だった。スマートフォンを通じた情報収集が加速したことをうかがえる結果となった。
情報をインプットする際の悩みを聞くと、「目が疲れる」「時間がない」「活字が苦手」が約8割だった。コロナ禍により動画やネットニュースの利用が増え、目を長時間使うシーンが増えていることが原因と考えられる。
オーディオブックを利用してから、本と触れる機会(本屋に行く・読書時間をつくるなど)に変化はあったか聞いたところ、「増えた」と回答した人は42%だった。また、オーディオブック利用後の読書時間の平均は、利用前よりも1.7倍に増加していた。
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