JT、業績予想を上方修正 海外たばこ事業が好調で一転最終増益に(2/2 ページ)

» 2021年10月30日 13時10分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

「Ploom X」年内は国内投入に集中

 同日発表した21年12月期第3四半期(21年1〜9月)の連結業績は、売上収益が前年同期比10.9%増の1兆7661億円、営業利益が23.2%増の4807億円、純利益が31.3%増の3388億円だった。

JT 第3四半期の連結業績も増収増益

 同社は、8月に高温加熱型の加熱式たばこデバイス「Ploom X」の全国展開を開始。海外たばこ事業を担うJTインターナショナル(JTI)と初めて共同で開発を進めた「グローバル共通モデル」との位置付けで、年内にもロシアでの展開を予定していた。

 しかし、半導体不足による影響からデバイス製造に制約があるとして、計画を見直すと発表。21年中のデバイス供給は日本市場を優先させ、国内でのシェア獲得に向けた取り組みを進めるとした。

JT 8月に全国展開したPloom X(出所:プレスリリース)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.