「ラッキー・ストライク」初の加熱式用スティック 12本入り290円で紙巻からの移行促進BATJ(1/2 ページ)

» 2021年10月27日 15時10分 公開
[ITmedia]

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは11月8日、「LUCKY STRIKE (ラッキー・ストライク)」ブランド初となる「glo(グロー)」専用たばこスティック2銘柄を発売する。手に取りやすい価格とするため、12本入りで290円に設定した。

ラッキー・ストライク ラッキー・ストライク初の加熱式用スティック(以下、新製品説明会資料より)

 gloは、2016年に仙台市でシリーズ1を発売。21年1月には5代目となる「glo hyper+(グロー・ハイパー・プラス)」を発売し、現在ユーザー数は300万人を超える。同社は、さらなるシェア拡大を目指し「本質志向型消費者」への訴求に注力している。

 本質志向型消費者について同社は「加熱式への関心は高いものの主に紙巻を利用していて、物事に対するこだわりや伝統に高い信頼を寄せる消費者」と説明。喫煙者に占める最大のセグメントだと推測し、約970万人存在するとしている。そこでその層に向け「たばこ本来の味わい」「手軽に使えるデバイス」「手に取りやすい価格」に注力した製品開発を進めている。

ラッキー・ストライク 約970万人の「本質志向型消費者」へ訴求

 新たに発売する銘柄は「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ・12本・glo hyper用」「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ・12本・glo hyper用」の2種類。グローでは初の試みとなる12本入りのコンパクトサイズを採用した。

 「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ・12本・glo hyper用」では、たばこ本来の風味を感じられるよう「ジェル・テクノロジー」を採用。レギュラー製品の味わいや満足感を追求した。また、紙巻たばこの雰囲気を演出するため、吸い口部分には「コルクデザイン」を施したチップ・ペーパーを採用した。

ラッキー・ストライク ジェル・テクノロジーを採用

 本数を12本としたことにも理由がある。同社がターゲットと位置付ける「本質志向型消費者」の喫煙行動を調査したところ、1日の消費本数は12本前後だったという。そこで、気軽に試せる本数とし価格を抑えた。

 2銘柄の発売に合わせ、数量限定デザイン「グロー・ハイパー・プラス・リーフ・エディション」を11月15日に発売する。グロー・ハイパー・プラスの価格は980円と、他社が展開するデバイスに比べ価格を抑えた。また、1回の充電で約20回の使用を可能とし、ボタン一つの操作とすることで加熱式の煩わしさを抑えた点を特徴とする。

ラッキー・ストライク 数量限定デザイン「グロー・ハイパー・プラス・リーフ・エディション」
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